趙雲と馬超、どっちが主将?
三国志覇道の現環境での最強クラス武将である、UR趙雲と馬超を題材に、同じ部隊で使うならどちらを主将にするべきかを考えてみます。
馬超は主将として現在とても人気があり、使っているプレイヤーも多いのではないかと思います。一方でUR趙雲は、馬超や他武将の副将として使っている例がしばしば見られます。結論から言えば、同等のステータスであれば対物だろうと対部隊だろうとUR趙雲を主将にすべきなのですが、その理由を例のごとくDPSで見ていきます。
まず、それぞれの戦法についておさらいです。
・馬超:「自身1部隊が全ての兵科に対して好相性になる。さらに会心発生を75%、会心威力を50%上昇」(20秒間隔、15秒間持続)
・UR趙雲:「自身1部隊の攻撃速度を150%、防御を50%上昇。対象に350%の攻撃 対象が部隊の場合、威力が上昇する。」(20秒間隔、10秒間持続)
馬超の「全ての兵科に対して好相性」というのが対物にも有効なので、戦法発動中は通常攻撃が1.5倍になり、さらにほとんどの通常攻撃は威力2倍の会心攻撃となります。一方の趙雲は「対象が部隊の場合、威力が上昇する」とある通り、戦法ダメージは対部隊で1.5倍大きくなります。一見、対物は不得手な武将のようにも思えます。
馬超とUR趙雲は戦法の内容が被らず、蜀勢力同士かつ両者とも20秒戦法なので連鎖率がよく、主将・副将としてよいコンビとなります。それでは、2人を同じ部隊で使う場合どちらが主将の場合が強いのか、対部隊と対物の両方で見ていきましょう。
まず対部隊です。戦法も会心も発生しない同ステータスの部隊が、相性普通の部隊に攻撃する際のDPSを1として計算していきます。下の図は「UR趙雲単体」「馬超単体」「UR趙雲主将、馬超副将」「馬超主将、UR趙雲副将」の対部隊DPSを比較したものです。
UR趙雲は単体でも対部隊DPS 3.15と破格の高さで(左から2つ目)、さらに33%の確率で馬超の戦法が同時に発動する状況では、4.01まで上昇します(右から2つ目)。
では、UR趙雲の戦法ダメージの下がる、対物DPSはどうでしょうか。
実は、UR趙雲の戦法ダメージが下がってもなお、馬超よりもUR趙雲の対物DPSのほうが高いのです。これは、馬超の相性変化、会心攻撃によるダメージ増加よりも、UR趙雲による攻撃回数増加と戦法ダメージの方が効果が大きいからです。具体的には、馬超の対物DPSが対部隊と同じ2.25であるのに対し、UR趙雲は2.71となります。さらにUR趙雲は50%の防御上昇があるため、相手のDPSを下げる戦法効果も持っています。
先ほどと同じ理屈で、戦法がより強いUR趙雲を主将として馬超を副将とした方が、その逆よりも強くなります(右の2つのグラフ)。つまり対物においても、UR趙雲主将、馬超副将に軍配が上がるのです。
このあたりの比較をパッとゲーム画面を見て計算できる方は少ないと思います。今回のように主将と副将で迷ったときは、ひとまずそれぞれ単体での戦法の強さを比べて、強い方の戦法を持つ武将を主将に置いて毎回戦法を発動させる、というのが原則になるかと思います。
では。
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