戦法の見かたの基本

 三国志覇道の武将の強さの目安として、天賦という数値があります。基本的に、天賦が高い武将は強いです。ただ、同じ天賦でも強さが全然違う武将がいるので、ステータスだけでなく戦法や技能、兵科、勢力(相性)をよく吟味して育てる武将を決めるのが強くなるコツです。


同じ天賦850で、強さのまったく違う武将の例として、馬超とSSR張苞が挙げられます。結論としては馬超の方が断然強いのですが、今回は戦法を比べてその理由を解説します。


馬超の戦法は、「自身1部隊が全ての兵科に対して好相性になる。さらに会心発生を75%、会心威力を50%上昇。」で、発動間隔は20秒、継続時間は15秒です。


一方で張苞の戦法は、「自身1部隊の攻撃、会心威力を50%上昇。対象に250%の攻撃。」で、発動間隔は30秒、継続時間は15秒です。


一見、攻撃力を上昇させたうえで、250%の攻撃を与えられる張苞の方がダメージを与えられるようにも見えますが、実際には馬超の方が相手に与えるダメージは大きくなります。具体的には、戦法や会心の発生しない部隊の対物DPS(秒ごとの平均ダメージ)を1とすると、張苞の理論上の対物DPSが1.82となるのに対して、馬超は2.25となります。


馬超の戦法の強さの理由を挙げると:

・対物体にも好相性となり、ダメージが1.5倍。

・会心が、基礎値と合わせ85%程度の確率で発生する。しかも会心威力の上昇で、会心発生時のダメージがおよそ2倍となる。相性変化も含めると、3倍近いダメージを通常攻撃で与えられる。

・戦法が20秒間隔で発動し15秒間続くので、通常攻撃4回のうち3回に戦法効果が表れる。


一方で張苞の戦法の弱みは:

・戦法攻撃(攻撃50%上昇状態で250%の攻撃)は強いものの、30秒に1回しか発生しない。

・攻撃力が50%上がるのは、通常攻撃の半分(30秒間で15秒)だけ。

・会心威力が50%上がっても、そもそも会心自体が10%程度しか発生しないので、平均するとほとんど効果がない。


ということが挙げられます。張苞のもつ会心威力50%上昇を生かすには、会心発生を上昇させる主将(馬超、関興など)の副将として起用すると効果的ですが、現在のところ張苞と同じ歩兵で会心発生を上昇させる蜀武将がいないのも玉にキズです。


ということで、特に主将にするなら張苞よりも馬超の方がずっと向いています。


今回は詳しい計算方法は省きましたが、会心攻撃や好相性でダメージが1.5倍、2つ同時だと2.25倍、さらに攻撃50%上昇もつくとおよそ3倍になることは、なんとなく覚えておくとよいかもしれません。


では。

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