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黄月英を副将に入れる

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 三国志覇道のおすすめSSR武将の一人、黄月英の強さを説明します。天賦800の弓兵ですが、ログインボーナスなどでも友好度が得られるため成長スピードが速い武将です。 まずは黄月英の戦法から。 「自身を含む味方3部隊の対物特攻を100%、兵器速度を50%上昇」 30秒間隔で、15秒間持続します。連鎖順は「早い」です。 ステータスが低いため主将として起用する機会は少ないと思いますが、主将としての対物体DPSは1.52となります(兵器によるダメージは除いています)。周囲3部隊分のDPSを一律に上昇させることを考えれば、これはかなり優秀です。 例えばUR趙雲の対物DPSは2.71と高いのですが、自身しかDPSが増加しないため周囲3部隊分での平均対物DPSを計算すると1.57となり、黄月英とほぼ同じです。もちろんUR趙雲の方がステータスが高いため、実際にはUR趙雲の方が強いのですが、黄月英はかなり強い戦法を持っていると言えます。 黄月英は実際には副将として使う機会が多いと思います。主将の候補としてはUR劉備、UR趙雲、馬超あたりになると思いますが、戦法の連鎖率や、ステータスの低い黄月英を入れることによる自部隊のDPS減少のデメリットを考えると、UR劉備の部隊に組み込むのが吉です。 UR劉備の他の副将候補との比較に、先ほど少し触れた「3部隊平均対物DPS」を計算してみます。これは、自部隊と同ステータスで、戦法や会心の発生しない部隊を2つ引き連れて攻城した際のDPSを、3部隊で平均した値です。同ステータスで戦法や会心の発生しない部隊3つでの平均対物DPSを1としています。 黄月英を副将としたUR劉備部隊は、SSR関興、馬超、関銀屏、関羽を副将とするよりも3部隊平均では強くなるのがわかると思います。 騎兵のUR劉備部隊に弓兵の黄月英を組み込むことで兵数は減りますし、ステータスも低くなりますが、複数部隊での攻城では、他部隊の強化によりそれを補って余りある力を発揮できます。 またおまけ程度ですが、兵器の速度上昇により、兵器による平均DPSも1.25倍となります。ただ、駐屯や賊狩りなど対部隊戦闘では黄月英の戦法効果はほぼゼロですので、適宜編成を使い分けましょう。 では。

蜀の騎兵武将は人材豊富

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 三国志覇道の蜀武将の戦法の強さを、対物DPSを基準で見ていきます。蜀はUR劉備、UR趙雲以外にも高DPSを叩き出せる騎兵武将が目白押しです。 今回は他部隊へのバフ効果は考えず、部隊単体での対物DPSを比較します。特にSSR関興、関銀屏に注目して、以前の記事でも紹介した 関羽 、 馬超 も含めて強さを見ていきます。 SSR関興、関銀屏の戦法は以下です。 ・SSR関興:「自身1部隊の攻撃を100%、会心発生を30%上昇。対象に200%の攻撃。」発動間隔は25秒、継続時間は10秒。連鎖順は「普通」です。 ・関銀屏:「自身1部隊の攻撃を50%、会心発生を25%上昇。会心威力を100%上昇。」発動間隔は25秒、継続時間は15秒。連鎖順は「早い」です。 まず、単純に主将としての強さを、同ステータスで戦法も会心も発生しない部隊の対物DPS(1秒間当たりのダメージ)を1として計算した数値で見ていきます。 他の武将からのバフがかからない状態で断トツで強いのは、UR趙雲(左から2番目)ですが、SSR関興(左から3番目)も馬超以上に強いことがわかります。一方で関銀屏は単体ではいまいちです(右から2番目)。会心発生が25%しか上がらない状態では、会心威力が100%上昇してもあまり効果がないからです。 副将としてはどうでしょうか。主将として使われることが多い、UR劉備、UR趙雲、馬超の副将として起用した場合の、部隊の対物DPSを計算してみます。 UR劉備の副将として起用すると、SSR関興ももちろん、関銀屏も馬超並みの能力を発揮します。UR劉備の会心発生上昇と関銀屏の会心威力100%上昇の相性が良いためです。 手数の多さと戦法ダメージが強みのUR趙雲の副将としては、攻撃力100%上昇を持つSSR関興が関銀屏よりも活きます。馬超が副将の第1候補ですが、2人目としてや、馬超を別に主将として起用する場合はSSR関興を副将とすることをおすすめします。 馬超を主将とした場合のグラフです。UR趙雲が別格ですが、SSR関興、関銀屏とも相性はよいです。なお馬超主将、UR趙雲副将よりもUR趙雲主将、馬超主将とした方が強いことは 別記事 で説明した通りです。 最後にもう一つ、UR劉備のバフが毎回かかる状態で主将とした場合の、SSR関興、関銀屏の強さを見ていきます。二人とも25秒戦法の持ち主なので、タイミ...

知力ダメージの計算式も予想してみる

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 三国志覇道での知力ダメージの計算式を推測しました。例によって賊相手の戦闘ログをよく見て分析しただけですので、細かい数値は違うかもしれません。兵数が満タンの状態での知力ダメージの計算式は次の形をしていると思います。 係数"a"は賊の能力値が不明のため正確な値はわかりませんが、Lv.40賊の知力が450ならばa = 200、500ならばa = 220程度です。 知力攻撃のダメージは攻撃側知力に比例し、防御側知力に反比例する式になっているようです。実際にLv.40の賊を、様々な知力の部隊で知力攻撃して作ったグラフを示します。 防御側知力の検証は、デバフ戦法で無理やり賊の知力を下げて行いました。グラフ横軸の防御側知力は、デバフがかかる前を1とした相対値となっています。 このように兵数満タン、戦闘開始時の知力ダメージに関わるのは攻撃側の知力、防御側の知力ですが、戦闘開始後は攻撃側の兵数による補正(兵数が少なくなるとダメージが減る)が少しだけかかるようです。 物理ダメージの計算式と比較してみます。 別の記事 で説明した物理ダメージの推定式を再掲します。 物理ダメージと知力ダメージの式は、似たような形をしていますが、一番の違いはYの指数部分(Yの右肩にある数値)です。物理ダメージでは-0.75, 知力ダメージでは-1.0となっていて、知力ダメージの方が傾きが強いグラフ、つまり防御力(防御側知力)の低い場合に大ダメージが出やすい設定になっています。 特に知力が400程度までの敵部隊に対しては、知力攻撃が大ダメージを出しやすいです。例として知力400, 防御力1000として、馬超隊、呂布隊など脳筋部隊へのダメージ量を想定したのが次のグラフです。青線の、知力攻撃のダメージが伸びやすくなっています。 また脳筋以外の部隊に対しても、防御値に比べて知力が極端に高い敵部隊(例えば知力1000で防御500)というのは実際あまりいないので、知力攻撃でも物理攻撃と同等のダメージが期待できます。つまり、知力攻撃部隊は苦手部隊がおらず、腐りにくいと言えます。 ちなみに知力攻撃にも兵科相性が影響します。知力攻撃のできる歩兵部隊は、攻城の主力である脳筋騎兵に対して好相性なので、駐屯での活躍が期待できると思います。 では。

関羽は強いの?

 三国志覇道の武将の強さを、DPSを計算して数値化しています。今回は天賦900の関羽です。 まず戦法の内容から。 「対象の騎兵相性を悪くする。さらに400%の攻撃。」 実は「対象の騎兵相性を悪くする。」というのがクセものでして、馬超の戦法「自身1部隊が全ての兵科に対して好相性になる」と似て非なるものです。 関羽の戦法は、相手部隊の相性属性を悪くするもので、馬超の戦法は自部隊の相性属性を良くするものです。物体は、部隊と違い基本的にデバフ効果を受けません。なので関羽の戦法は対物に対して無効です(馬超は自身が変化するため有効です)。ただ、相手の相性を悪くするため、複数の騎兵部隊で1つの部隊を攻めているときには、他の部隊にも恩恵があります。つまり駐屯時など対部隊向きの戦法となっています。 さらに、馬超の戦法ではもともと通常相性の敵に対して、相性変化により1.4-1.5倍ダメージ量が増える一方で、関羽の戦法では1.2倍程度しかダメージ量は増えません。また馬超と関羽の戦法を重ねがけしても倍率は増加せず、1.5倍程度にとどまるようです。 DPSを計算してみます。戦法や会心の発生しない部隊の、通常相性の相手に対するDPS(秒ごとの平均ダメージ)を1とすると、関羽の対部隊DPSが2.14なのに対し、対物DPSは1.85と下がります。馬超は対部隊、対物DPSとも2.25なので、戦法だけで言えば天賦850の馬超に劣るということになってしまいます。 優秀な騎馬武将の揃う蜀陣営では特に、主将としてはあまり強くない、というのが結論になるかと思います。ただステータスや2つの技能(神速、威風)は申し分なく、補佐としてや、対部隊戦の副将としては優秀です。 では。

趙雲と馬超、どっちが主将?

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 三国志覇道の現環境での最強クラス武将である、UR趙雲と馬超を題材に、同じ部隊で使うならどちらを主将にするべきかを考えてみます。 馬超は主将として現在とても人気があり、使っているプレイヤーも多いのではないかと思います。一方でUR趙雲は、馬超や他武将の副将として使っている例がしばしば見られます。結論から言えば、同等のステータスであれば対物だろうと対部隊だろうとUR趙雲を主将にすべきなのですが、その理由を例のごとくDPSで見ていきます。 まず、それぞれの戦法についておさらいです。 ・馬超:「自身1部隊が全ての兵科に対して好相性になる。さらに会心発生を75%、会心威力を50%上昇」(20秒間隔、15秒間持続) ・UR趙雲:「自身1部隊の攻撃速度を150%、防御を50%上昇。対象に350%の攻撃 対象が部隊の場合、威力が上昇する。」(20秒間隔、10秒間持続) 馬超の「全ての兵科に対して好相性」というのが対物にも有効なので、戦法発動中は通常攻撃が1.5倍になり、さらにほとんどの通常攻撃は威力2倍の会心攻撃となります。一方の趙雲は「対象が部隊の場合、威力が上昇する」とある通り、戦法ダメージは対部隊で1.5倍大きくなります。一見、対物は不得手な武将のようにも思えます。 馬超とUR趙雲は戦法の内容が被らず、蜀勢力同士かつ両者とも20秒戦法なので連鎖率がよく、主将・副将としてよいコンビとなります。それでは、2人を同じ部隊で使う場合どちらが主将の場合が強いのか、対部隊と対物の両方で見ていきましょう。 まず対部隊です。戦法も会心も発生しない同ステータスの部隊が、相性普通の部隊に攻撃する際のDPSを1として計算していきます。下の図は「UR趙雲単体」「馬超単体」「UR趙雲主将、馬超副将」「馬超主将、UR趙雲副将」の対部隊DPSを比較したものです。 UR趙雲は単体でも対部隊DPS 3.15と破格の高さで(左から2つ目)、さらに33%の確率で馬超の戦法が同時に発動する状況では、4.01まで上昇します(右から2つ目)。 馬超単体の対物DPSは2.25とUR趙雲単体のDPSより低いので、馬超主将でUR趙雲副将としてしまうと、UR趙雲の戦法発動機会が少なくなる分弱くなります(1番右)。対部隊ではUR趙雲主将、馬超副将という組み合わせに軍配があがります。 では、UR趙雲の戦法ダメージの下がる、...

物理ダメージ計算式を予想する

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 今回は三国志覇道のダメージ計算に関する、正直あまり役に立たない情報です。部隊同士の戦闘開始時の、通常物理攻撃のダメージ計算式を推定してみました。 おそらく、以下のような式でダメージ量は計算されているようです。 「40」や「0.75」という数値は、単純に切りのいい数字で予測しただけですので、だいたいこのくらいになる、くらいで捉えてください。 この式は、賊騎兵(Lv.40)に様々な攻撃力、防御力を持つ部隊を戦わせ、最初数回の攻撃を記録して分析した結果です。実際のグラフを示します。 まず攻撃とダメージの関係。きれいな比例関係です。 次に防御とダメージの関係です。累乗関数となっているようです。 この二つの結果と、賊騎兵の攻撃と防御の値はほぼ同じだろう(Lv.40で500-600程度)という予測から推定されるのが冒頭の式になります。 ただ実際に戦闘が始まると、兵数の減少に伴ってゆるやかにダメージは減っていきます。下のグラフで示すように、兵数がだいぶ減っても(グラフ左に行くと兵数減)、ダメージはわずかに減る程度なのがお分かりいただけますでしょうか。 また、戦闘中に戦法で攻撃力が100%増加(2倍)となっても、実際のダメージは2倍とはならず、冒頭の式とは食い違います。これはおそらく、兵数の減少によるダメージの減少補正と、兵数の減少による攻撃力の減少補正が乖離しているからではないかと思いますが、相性などほかのダメージ増加補正と掛け合わせた際に倍率が大きくなりすぎないよう、別の補正がかかっている可能性もあります。 なんとなくすっきりしないような。でもグラフは比較的きれいですね。 では。